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2007/01/22(Mon)22:58

一月十八日~二十日

Category[日記] CM[0]


夏までもたないかもしれない、と言われてから九ヶ月。
心の準備をする時間はいくらでもあった。
実際、悲しいとか寂しいとか悔しいとかは思わない。「こうしてあげたかった」ということも思いつかない。実感がわかない。
ただ、お父さんの顔を見たら涙が止まらなかった。

一月七日の朝に実家を出るとき、「行ってくるね」と声をかけた。
そのときお父さんはなんて答えただろう。
「あぁ」とか「うん」とかだろうし、もしかしたら何も言ってないかもしれない。
お父さんがどんな顔をしていたか思い出せない。
病気をする前の顔も最近は写真を見ないと思い出せなくなっていた。

手足の形は俺似だ、俺も小さいときは絵が好きだった、とうれしそうに言っていた。
でも、いつもせっかちな性格はわたしには似なかったと思う。
歩くのも食べるのも人一倍早いのは、お父さんの人生が長くないことを知っていた神様が気を回して、やり残しのないようにしたんだろう。
だってお父さんはいつも何かひとつのことへの集中力はすごかった。
ロウソクの火がふっと消えるような最期だった。

一週間ほどは痛みもないようだったし、最期はまるで眠ったようだったという。
とてもたくさんの教え子さんやお友達や親戚が来てくれたし、泣いてくれた。
葬儀の日は一月の新潟にはめずらしく晴れた日だった。
お父さんとわたし達家族は幸せだと思った。

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